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「と」
「ば」
「たら」
「なら」
仮定
条件
を意味する時の使いかた
下記
「と」
「ば」
「たら」
「なら」には
それぞれに多数の意味
使いかたが存在する
今回
下記
仮定的用法
[
条件
]
について
相違点を考察し
使用方法について記述する
「と」
接続助詞
仮定
条件
「ば」
接続助詞
仮定
条件
「たら」助動詞「た」
の
仮定形
仮定
条件
「なら」断定の助動詞「だ」の仮定形
仮定
条件
使用方法
意味
「と」
(
接続
)
動詞
、い形容詞
--
辞書形
+
と(帰ると、寒いと)
な形容詞、名詞
--
辞書形
+
だと(元気だと、子供だと)
(
意味
)1.
必然的な結果。自然現象、予想可能な事柄など。
春になると
花が咲きます。お金を入れると切符が出ます。
2
意外な出来事
パートに行くと
休みだった。朝、窓を開けると地面は雪で真っ白だった。
うちへ帰ると友達が私を待っていた。
3
習慣的なこと
< br>起きるとすぐ顔を洗う。*2、3の使い方は「たら」にもあります。
「と」節の後ろには必然的な結果が来ます。
ですから、話し手の意志、判断、許可、意見、命令、要求などを
あらわす文が後ろにくる事はありません。
たとえばお金がないと何も買えません。
といえても
お金がないと働きなさい。
春になると山登りをするつもりです。
はいえません。
[
ば
]
(
接続
)
動詞
—
えば
—
れば
(咲けば、降りれば)
い形容詞
-
ければ
(大きければ)
な形容詞、名詞
ならば
(静かならば、学生ならば)
(
意味
)1
仮定安ければ買います。
あした晴れ
れば、でかけましょう。雨ならばどこへも行きません。
お金がなければ働きなさい。
#
この用法は
「たら」の
1
法と似ています。
2
必然的な結果。
自然現象、
予想可能な
事柄など。
(
「と」
の1の用法と似
ています。
)
春になれば花が咲きます。車がふえれば空気が汚
れます。
お金を入れれば切符が出ます。
*
「ば」の後ろには普通過去形は来ませんが、次のような文
では過去形が来ます。
1)
実際にはなかったことを仮定する。話し手の後悔や残念な気持ちが入ります。
私が鳥ならばあなたのところに飛んでいけたのに。
お金があれば旅行に行けたのに。
2)
過去の習慣
子供の頃天気が良ければよく外で遊んだ。
< br>「
「ば」を使った文では、話し手は逆の状況を頭において話している事が多いで
す。
雨が降ればピクニックに行きません。
< br>(でも、晴れれば行きます。
)
もっと練習すれば日本
語が上手になります。
(しなければ上手になりません。
)
p>
「
たら」
(
接続
)
動詞、い形容詞、な形容詞、
--
過去形
+
たら
(読んだら、寒かったら、元気だったら)
動詞、い形容詞+んだったら
(行くんだったら、安いんだったら)
な形容詞、名詞+だったら
(静かだったら、日本人だったら)
(
意味
)1
仮定
明日雨が降ったら行きません。安かったら買います。
もし、困ったら御電話ください。
もし、彼女が独身だったらデートしたいです。
この用法は「ば」の1の用法と似ています。
ですから、
「ば」とおきかえる事ができます。
あした雨が降れば行きません。安ければ買います。
「ば」と同じように実際にはなかったことないことを仮定して、
話し手の後悔や残念な気持ちを表現する用法もあります。
私が鳥だったらあなたのところに飛んでいけたのに。
お金があったら旅行に行けるのに。
元気だったら水泳をするのに。
2
発見
窓を開けたら海が見えた。デパートに行ったら休みだった。
発見
は「と」に置き換えられる場合が多いです
窓を開けると海が見えた。デパートに行くと休みだった。
3
結果
薬を飲んだら治った。
4
確実な未来
本を読んだら貸してください。
大阪についたら電話をください。
2、3、4の用法は「ば」と置き換える事ができません。
<
/p>
また、
1
、4の用法は「と」と置き換え
る事ができません。
「たら」の特
徴「と」
「ば」
「たら」
「なら」の中
で「たら」が一番特徴が少ないので
「たら」の使える範囲が一番広いです。
ただし、4確実な未来
は「たら」独
特の用法で「ば」
「と」
「なら」では
言いかえる事ができません。
4
なら
(
接続
)
動詞、い形容詞、な形容詞
--
辞書形+なら(行くなら、暑いなら、静かなら)
名詞
--
名詞+なら(子供なら)
「なら」の
用法は「と」
「ば」
「たら」と少し違います。
意味1
仮定法。
(上の「ば」の1を見てください。
)
静かなら寝られたのに。雨なら行きません。
2
話し手が他から情報を得てそれを
もとに話す時にも良く使われます。
そして、
「なら」の後に続く文は、
アドバイスや助言や要求や判断になる事が多いです。
1 A :
日本語がもっと上手になりたいな。
B :
日本語が上手になりたいなら、たくさんの人と日本語
で話すことだ。
2 A :
来週中国に行きます。
B :
中国に行くならお茶を買ってきてください。
「~と」
「~ば」
< br>「~たら」
「~なら」の使い分け
1
「~と」
「~ば」
「~たら」
「~なら」は、
S1
を条件として
S2
が起こるという関係の複文を作るときに使います。
これらは、接続、意味の点で違いがあります。
2
「~と」は、基本的に、
S1
が起これば通常
S2
が起こるという、
反復的?恒常的に成り立つ関係を表わすときに使います。
たとえば、自然現象(例文
(1)
)や習慣(例文
(5)
)
、
機械の操作と結果(例文
(6)
)などです。
(1)
雨が降ると、雪が解けます。
(5)
父は毎朝起きると、新聞を読
みます。
(6)
< br>このボタンを押すと、ドアが開きます。
(
7)
成績が悪いと進学できません。
(8)
部屋が静かだ
とよく勉強できます。
(9)
p>
成績が
60
点以上だと合格です。
3
「~と」は、普通形?非過去の形に「と」をつけて作ります。
「た形」には続きません。丁寧形にすることがありますが、
非常に丁寧な言い方なので、覚えなくてもよいです。
4
「~ば
」も、基本的に恒常的に成り立つ関係を表わすときに使います。
(2)
卒
業論文を出せば、卒業できます。
(10)
安ければ、買います。
「~ば」は、ことわざに代表されるような一般的?法則的な
ことがらを
表わすのによく使われます。
(11)
ちりもつもれば山となる。
5
「~ば」は一回的なことがらの仮定条件にも使えます。
(12
)
あした雨が降れば、運動会は中止です。
6
「~ば」は動詞、形容詞の「ば形」を用いて作ります。
「ば形」は以下のとおりです。
辞書形(終止形)
ば形
(仮定形)
動詞グループ
1
書く
書けば
読む
読めば
動詞グループ
2
起きる
起きれば
受ける
受ければ
動詞グループ
3
来る
来れば
する
すれば
辞書形
ば形
イ形容詞
白い
白ければ
7
p>
「~たら」は、基本的に、特定的、一回的な仮定-帰結の関係を
表わすのに使います。まだ起きていない
S1
の成立が原因やきっかけとなって
S2
が起きることを表わします。
(この
点が、後で述べる「~なら」との違いです。
)
(3)
あ
した雨が降ったら、試合は中止します。
< br>(13)
暑かったら、エアコンをつけてください。
(14)
あした晴れだったら、ドラ
イブに行きましょう。
(15)<
/p>
ひまだったら、遊びに来ませんか。
8
「~たら」は、動詞、形容詞の「
た形」に「ら」をつけて作ります。
9
「~と」と「~たら」は、
S1
、
S2
が、時間的に前後して起きた、
という継起関係を表わすことができます。
(16)
部屋で{勉強していると/勉強していたら}
、太郎が来ました。
(17)
木村さんに手紙を{出すと/出したら}
、すぐに返事がきました。
10
< br>「~なら」は、
「~と」
「~ば」
「~たら」と性質が違います。
「~なら」は、
S1
のことがらを仮定して
S2
にそれに対する話し手の判断?命令?希望?意志などを
述べる場合に使います。
(4)
あの大学へ行くなら、自転車
が便利です。
(18)
近いなら歩きましょう。
(19)
嫌ならやめてもいいですよ。
(20)
大学生ならこのくらいはできるはずです。
11
?~なら?は、聞き手の発言の
内容を条件として受けるときに使います。
(
「~と」
「~ば」
「~たら」には、この用法はありま
せん。
)
聞き手の発言によって新しく知ったことが
S1
で、
それにもとづく帰結が
S2
になります。
(21
)A
:家にパソコンがあります。
B
:パソ
コンがあるなら、インターネットができますね。
12
「~なら」の文では、ことがらの前後関係が
S1
→
S2
、
S2
→
S1
のどちらの場合もありますが、
他の3つは
S1
→
S2
しかありません。
(22)
車を買うと、お金がなくな
ります。
(23)
車を買えば、どこでも行けます。
(24)
車を買ったら、ドライブをしよう。
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