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時候の挨拶（書き出し）と結びの文例
時候の
挨拶は、
手紙の前文で頭語
（
「拝啓」
など）
に続く書き出しの言葉です。
四
季の豊かな日本ならではの書信の習慣です。
「前略」は「前
文を略す」という意味ですので、時候の挨拶を
書いたときは、頭語を「前略」とはしま
せん。
各月の最上段は、「
???<
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の候」「
???
のみぎり」などと使い、
時候の挨拶
にできる言葉です。
初春
新春
寒冷
酷寒
厳寒
寒風
厳冬
寒気ことのほか厳しく
三寒四温の候
皆様お元気で新年をお迎えのことと存じます
1
月
書き出
朝起きるのがつらい季節です
し
お正月気分は抜けましたか
寒中には珍しく、うららかな日が続いております
例年より寒さが身にこたえております
今年も幸多い年でありますようお祈り申し上げます
結び
本年も変わらぬお付き合いのほどをお願い申し上げます
寒さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください
立春
寒明
季冬
余寒
春寒
残寒
残雪
余寒厳しき折から
暦の上ではもう春だというのに
寒さの中にも春の足音が聞こえてきます
2
月
書き出
陽射しが春めいてまいりました
し
梅便りが聞こえるこのごろです
花粉症には辛い季節となりました
受験シーズンも終わり、春がまた一歩近付いてまいりました
春とは名のみの寒さ厳しきこの時節、皆様お元気でお過ごし
ください
結び
余寒はまだまだ続きそうです、どうぞご自愛のほどを
暖かくなりましたらテニスのお手合わせをお願いします
早春
浅春
春暖
春雪
水ぬるむ
山笑う
菜種梅雨
春寒次第にゆるみ
3
月
一雨ごとに暖かさがまして
沈丁花がほのかに香るこの頃
書き出
桃の節句も過ぎ、すっかり春めいてまいりました
し
寒さ暑さも彼岸まで、と言うように
桜の花が待ち遠しい毎日です
春眠暁を覚えず、とか申します
結び
寒さもあと一息です、元気な春を迎えましょう
春とともに皆様の上にも幸せが訪れますようお祈りいたしま
す
日々暖かくなりますが、油断して風邪などお召しになりませ
ぬよう
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陽春
桜花
陽炎
暮春
花曇り
花冷え
春風駘蕩
春爛漫の折から
桜の花は今を盛りと咲き誇っております
おぼろ月夜の美しい頃となりました
書き出
花の盛りもいつしか過ぎて、葉桜の季節を迎えました
し
若草が萌えたち春も深まってまいりました
4
月
いよいよ潮干狩りシーズンとなりました
行く春を惜しむこのごろです
見頃のうちに、お花見にお誘いくださいませ
花冷えの頃は体調を崩しやすいものです、どうぞご自愛のほ
結び
どを
新しい環境で心機一転、皆さまの幸福をお祈りいたします
新緑
薫風
惜春
暮春
立夏
余花
軽夏
若葉
新緑が目にしみて
青葉若葉のさわやかな季節
風薫る五月となりました
書き出
卯の花の香りが貴家の垣根を思い出させます
し
ゴールデンウィークは楽しく過ごされましたか
5
月
初夏の風が心地よく頬をなでてゆきます
夏を思わせる陽ざしに、早くも日陰が恋しいようです
大空を泳ぐ鯉幟に負けないよう、我々もはりきりましょう
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さわやかな季節です、いつにも増して活動的に過ごしてくだ
結び
さい
梅雨
のはしりのように気まぐれな空の下、十分お体にお気を
付けください
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初夏
向暑
梅雨
麦秋
黄梅
首夏
薄暑
梅雨寒
梅雨空のうっとうしい季節ですが
6
月
初蝉の声きく頃
あじさいの花が日ごとの長雨に色づいて
書き出
雨の日にはくちなしの花がいっそう芳しく
し
鮎漁が解禁になりました
学生さんたちの夏服が向暑の季節を告げています
梅雨の晴れ間の青空は、すっかり夏色になりました
結び
うっとうしい毎日ですが、気持
ちだけはさわやかに過ごしま
しょう
雨の外出もまた風情あるものです、ぜひお出かけください
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梅雨寒の時節柄、風邪などお召しにならぬよう、お気を付け
くだ
さい
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盛夏
猛暑
大暑
炎暑
酷暑
灼熱
猛暑
うっとうしい梅雨もようやくあけました
梅雨明けの暑さひとしおでございます
7
月
蝉の声もひときわ高く
書き出
暑さが日ごとに加わってまいります
し
紺碧の空に一片の雲もなく
楽しい夏休みを迎えて
涼みながら一緒にビールでも飲みたい気分です
暑さ厳しき折、ご一同様のご健康をお祈り申し上げます
結び
暑熱耐えがたきこの頃、くれぐれもご自愛のほどを
元気に夏をお過ごし下さい
晩夏
立秋
残暑
残炎
新涼
秋暑
納涼
熱帯夜の続く毎日ですが
立秋とは名ばかりの暑い日が続いています
8
月
朝夕にはかすかに秋の気配を感じます
書き出
蝉しぐれに、ゆく夏の淋しさを覚えます
し
暑さもやっと峠を越したようです
夜空に花火の一瞬のきらめきが美しく
夏休みも残り少なくなり
残暑厳しき折、皆様のご健勝をお祈り申し上げます
結び
暑さもあとしばらく、どうかご自愛のほどを
残りの夏休みを元気にお過ごしください
初秋
新秋
新涼
白露
秋冷
野分
仲秋
二百十日も無事過ぎまして
鈴虫の音が美しく
萩の花が風にゆれる頃
書き出
九月になってもまだ残暑が続いております
し
9
月
朝夕はようやく凌ぎやすくなりました
日傘の代わりに長袖のカーディガンが必需品になりました
秋刀魚が美味しい季節となりました
まだ残暑は続きそうです。どうかご自愛のほどを
結び
夏バテは秋に出るとも申しますので、お気をつけください
この秋の豊かな実りをお祈り申し上げます