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震災孤児が
元気に生きていける条件は何か
―心のケアを中心としてー
2
張
潔
一
序
論
今年、東日本大震災で震災孤児が多数生まれた。
Yahoo!
ニュースは「東日本大震災
で父母い
ずれかを失った子供は1295人。両親ともにうしなった子供は229人
(2011年
7月29日時点)
」と報告している。しかも、親の死体が発見されるま
で、孤児とは認定されないので、今後も数字は増えるだろう。本田(2011年)に
< br>よると、
震災孤児たちに今必要なのは彼らの社会が必要とする各領域の専門的な
力量
を、
多様な人々の切磋琢磨をも通じてきちんと形成する教
育であるとのべている。
し
かし、かれらには、どのような条件
があれば、元気で生きていけるのだろうか。
一般的にいえば、その条件は、物的な面、教育面及び心のケアの面がある。ところ
< br>が、物的な面、教育の面の措置はよく知られるが、心のケアの具体的な支援はあまり
知られていない。
日本では、
どんなケアが行われているの
か?中国でも大震災で孤児
があったが、中国の心のケアとどこが違うか?
そこで、
本稿では、<
/p>
日本と中国で大震災の孤児が元気に生きていける条件の心のケ
ア
の相違を明らかにする。
以下に、
まず第一に日本の国家や地方行政など公的な支援から心のケアを述べる。
次に民間団体
の支援、
特に心のケアボランディア行動を紹介する。
最後に中
国と日本
の相違を論ずる。
二
本
論
二―1
公的機関が支援する心のケア
p>
公的機関の支援には、
児童相談センター職員や児童心理司など児童
福祉関係職員の
派遣による孤児の心のケアの措置がある(実験農場―
< br>Life
is
Fake
―の
[
虚言
]
、2
0
11)
。
児童相談センター職員とは児童福祉司や心理判定員を纏めて1括りにした呼称で
ある。
その中での心理判定員つまり児童心理司は子供に面接や心理検
査を行って心理
状態や生活能力を調べ、
心理的な側面から問題
を考えるのが仕事である。
児童の心理
の専門家である児童心理
司は、
児童相談所で心理学の専門的な学識に基づく心理判定
教
務に携わる
大震災にあった児童た
ちは地震が起こった後、
親が突然死亡した現実を認めざるを
得
ない。または親の死体が発見されるまで、親はまだ生きていると願うが、結果が逆
であ
るということもある。このような打撃は子供にたいして残酷ではないだろうか。
彼らの
心に深い傷がのこる。
だからこそ、
児童相談センター職員や児
童心理司のよう
な児童心理の専門家が必要である。
彼らの専門
的な知識や技術で孤児心の傷が癒され
るだろう。
二―2
民間団体が支援する心のケア
p>
公的機関が児童心理の専門家を派遣して心のケアの支援をする一方で、
民間団体が
支援する心のケアは孤児の心のケアに当たるボランディアにおいての活
動である。
本
節では日本の民間団体が支援する心のケアを説明
しよう。
『実験農場―
Life is Fake
―の[虚言]
』
(2011)によると、NP
O
法人あしな
が育英会は津波遺児に対するケアプログ
ラムや、
子供たちの心のケアに当たるボラン
ディアを養成する
ために講座や講演会を行っている。
あしなが育英会とは東京都千代
田区平河町に本部を置き、
様々な国内外の遺児を支援している非営利組織である。
す
なわち、その人たちは単純に孤児たちに何かをしたいという
ことである。
また、同会は孤児の
心のケアを日常的長期的に行うために、阪神淡路大震災後、神
戸に建設した施設と同様
のものを仙台に建設することを決定した。
更に、
心のケアを<
/p>
実際に進める大人ファシリテーターと呼ぶ人たちを東北で育成している。
育成された
多くのファシリテーターが日常的長期的に孤児の心のケアを行えば
、
孤児たちは人々
からの愛情をかんじられる。
だから、
きっと孤児たちの笑顔の戻る日は遠くないと思
う。
二―3
震災後、中国の特別な心のケア
<
/p>
以上、
日本で国民が大震災の孤児に心のケアを支援する措置を述
べた。
中国では2
008年5月12日の四川ウンツァン大震災
がよく知られる。
中国人たちは、
その際、
孤児たちにどんな心のケアをしただろうか。
何か特殊な方法があるだろうか。
p>
以下で
は中国の特殊な心のケアの支援について考察する。
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