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流浪の詩(さすらいのうた)
1.
さあママ
町を出ようよ
走吧
MAMA
要離開這城鎮囉
激しい雨の夜だけど
雖然現在下著滂沱大雨也是要走了
仕度は
何もないから
而且什麼都沒準備呢
裸足でドアをあけるだけ
鞋子也沒穿就得推開門出發了
形見になるようなものを
拾うの
はおよし
那些日後會讓人想起過去的東西都別收拾
次の町では
そんなものは
ただ
邪魔になるだけ
在抵達下個城鎮之前
那些東西除了會變成累贅以外沒用處
2.
いつもこうなることぐらい
わかりきってるものだから
事情總是會變成這樣
這我心裡一直都很清楚
必ず
町で一番
暗い酒場で
ママは待つ
不過MAMA一定會在城鎮最暗的酒吧裡等我
こんどは西へ行こうか
それとも南
下次往西邊去看看吧
然後再去南邊晃晃
愚痴はあとから聞いてあげるから、
今は
泣かないで
我那些蠢事就下次再說吧
現在我不想哭泣
東の風が吹く頃
長距離バスが乗せて来た
東風吹拂而過的當下
也等到長途巴士了
あの人の黄色いジャケツ
それから先は
おきまりどおりに家をとび出した
不過那個人在這之前
已經習慣性地披上黃色夾克就跑出這個家
遠い遠い昔のこと
這都是很久很久以前的事了
3.
何度も人違いをしたわ
あの人には
めぐり逢えず
不知道有幾次為了找他而認錯人
但還是遇不見他
旅から旅をゆく間に
顔も忘れてしまってた
從旅程開始到現在這段時間裡
我已經完全不記得他的臉了
それでも
旅を忘れて
就算我已無法認出他
再旅行也沒有意義
然而
悲しみを捨てて
ひとつ
静かに暮らしてみるには
わるくなりすぎた
要我忘了旅行
忘了悲傷
要我試著一個人靜靜地獨自生活
這些
對過於頹壞的我來說也辦不到
4.
いつか東風の夜は
あたしの歌を聴くだろう
有一天
在吹著東風的夜裡
你應該會聽到我的歌
死んでも
旅をつづける
女の歌を聴くだろう
一個就是死了旅途也不會結束的女人所唱的歌
你應該聽得到
片手にママと名付けた
黒猫を抱いて
她抱著一隻叫做MAMA的黑貓
暗い夜道で風を呼んでいる
声を聴くだろう
在陰暗的夜街裡唱著讓風呼嘯的聲音
你應該會聽到吧
東の風は
いつでも
長距離バスが乗せて来た
東風總是吹個不停
長途巴士還是來了