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第三組
彼と彼女の物語
(一)
一つの長い川が流れていて、
川の両側に、たくさんの木が生えている。夏になると、木の葉はきらきら
光って、川は
澄み切って、底まで見えて、たくさんのきれいな魚が水の中を自由に泳ぐ。時に、子供の遊
んでいる声が聞こえる。暑くなるたびに、彼らはいつも、ここに来て遊んでいる。
頑張れ!正彦、頑張れ!
この女の子
は八夜光である。彼女の家も正彦という男の子の家も川の北の方にあって、そして、とても
近い。、だから、彼ら二人は幼小時代から、いつも
一緒
に遊んでいる。幼なじみだ。彼女は今、彼を見
つめて、彼を「頑張れ」と応援している
。、正彦はほかの二人の男の子と川の中で魚をとるゲ-ムをして
いる。近いので、光は
よく彼らの魚をとるフォームを目にすることができる。彼らは膝まで水につかって
魚の
動きを見る。体は少しも動かせない。突然、正彦は速く手を水に中に伸ばして、一匹大きい魚を捕っ
た。「正彦、すごかったね。恭一、慎二、正彦君はもう一匹とらえた」と光は嬉しくて大きい声で 言って
いる。
恭一と慎二は兄弟だ、
彼
らの家は川の南の方にあって、
2人も、
いつも、
川に来て遊んだ。
だがら、
彼ら四人はだんだんいい
友達になった。正彦は嬉しくて魚を高く上げ、その目は自信に満ちていた。空が
だんだ
ん暗くなってきた。田畑で一日中、忙しく百姓仕事をやっていた人も家に帰る時間だ。楽しい時間
は
「帰るぞ、
帰るぞ」
とい
う男の声に遮られた。
この男は水谷良雄と言って、
彼は正彦の
お父さんだ。
「み
んな、早く、帰って休んで,明日、まだ、学
校があるだろ」と良雄はにこにこして言っている。彼の子供
は今、もう十歳で、四年生
である。その時、紫色の夕焼けがたなびき、これに西日の光がさして、金粉を
散らすよ
うに見え、子供は喜びながら、それぞれの家に帰った。
子供
は無邪気で、同時に、幼稚だ。男の子は大胆で腕白だ。いつも、とっぴようしもないことをやる。
ある日、正彦、恭一、慎二の三人は一緒に小学校の教室にいた。三人の男
の子はとても楽しそうだ。ほ
かの人は彼らがきっと悪いことを仕出かすことを知ってい
る。なぜなら、みんなはそう思ったのは
彼ら
三人がいつも悪ふざけをしているからだ。予鈴がなって、みんな、早く席に着いた。正彦の前は恭一と
慎
二だ。そばに座っているのは光だ。授業が始まり、学生たちは真目に授業を聞いてい
た。その時、正彦は
手をゆっくり自分のかばんに伸し込みながら、前の二人を呼んだ。
恭一と慎二二人は小さい声で笑って後
ろの方を見た。先生は大きい声で授業をしていた
。正彦はまた下の方を見て、ゆっくり、ゆっくり、手を
かばんから取り出した。「いや
!いや!それ、何だ」と、ある人が大きく叫んで、光の方へ見た。光はび
っくりした。
先生のそばに走ってきていた。「なるほど、一匹の鼠だ」みんな、大笑いして、正彦は厳し
く叱られた。彼は頭を下げて舌を出してあかんべえをしている。光は正彦の様子を見ると、思わず、笑っ< /p>
てしまった。
子供は本当に天真爛漫だ
。大人になると、少年時代のことはもっと、懐かしく思った。時間が経つにつ
れて、子
供はだんだん大きくなり、考え方も大人になってくる。
(二)
いつの間にか初級中学の三年間が過ぎた。
< br>この日
,
春光明媚、天気はよかった。
< br>
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第三組
今朝、恭一、慎二、八夜光は
公園でなにやらやって忙しかった。今日は正彦の誕生日だった。しかし、
正彦は一週間
前に学校を代表して北海道へ競争試合に行った。午後七時ごろやっと帰ってきた。八夜光、
恭一と慎二は特大のサプライズを正彦にあげるつもりた。
恭一はきの上できれいな色とりどりのテープと灯篭をかかげた。八夜光はきれにテーブルクロスをかけ
た。いろいろな食べ物を並べた。慎二は「十五」という形のように並べた。彼は恭一に話した
、『おい、
恭一、これはいいですが
,
「十五」が見られませんか』。恭一は慎二の方向へ来た、「はい、この青色の
花火は左
側へ移したほうがいいです」。「はい」。八夜光もここへ来た、「わたしの仕事は終わった、あ
なたたちのはもういいですか」。「はい」。三人は芝生に座った。今が8時だ、慎二は正彦二電話をか
け
た。「もしもし、正彦、着いた、八夜光は午後友達と一緒にプールに行ったきり、ま
だ帰って来ないんだ
った、一緒に行った友達はもう帰宅しているそうなんだ。私と恭一
はいま川のそばにいるから、早く来て
ください」。「ええっ、何だって、八夜光、私は
今ここへ行きます、待っててください」。十分後、正彦
はいきが切れそうに公園にある
川に来た。この時、一つの灯篭は明るくなった、八夜光は花を持って正彦
の前に立った
。「これはどういうことですか」、正彦は困った。「お誕生日おめでどうごさいます」,三
人は大きい声で言った。正彦は驚き、そして喜んだ。それからたくさんの灯篭が明るくなった、正彦は目< /p>
の前の光景に感動した。彼らはおいしいものを食べたり、歌を歌ったりして、とても楽し
かった。それか
ら、花火を見た、いろいろな色や形に変化した。次から次に「ドドーン
」とあがって「パー」と散る花火
はとても豪華でうつくしくて夢のようだ。
その日は彼らにとって一番忘れがたい日だった。
帰った時に、彼らは帰る途中もずっとたのしく話していた。とくに八夜光が一番たのしそうだった 。正
彦が帰ってきたことは彼女にとってとてもうれしいことだ、彼女は帰り道跳ねたり
した、このときラック
は彼女の方向に来た、「パーン」、時間がとまった。
(三)
彼女の思惟も
とまった。
「どうしょうかな」とか、
「行こうかな」とか、彼
女は全然分からなくなった。
そのとき、急にどこかからの強い力が彼女を押し倒した。
すると、彼女は右手がものすごく痛かった。彼
女はその痛みで目が覚めた。その強い力
は正彦だった。急に彼は走ってきた。今、正彦は心配そうな目で
彼女の方を見ている。
「大丈夫か」と震えた声で言いながら、彼女の体をよく見る。
「大丈夫、怪我したの
は、右手だけだがら。
」右手を見ると、
彼女は一瞬の痛みを感じた。
「早く帰りましょう。
」
彼らは八夜光の家に行ったが、誰もいなかった。
まるで自分の家にいるかのように、正彦はすぐに救急箱を見つけた。子供のとき、彼はいつも腕白 だっ
たから怪我をしていた。
自分の家へ帰れなくて、
八夜光の家で傷口を手当てしてもらっちぃた。
だから、
、
光の家族と知り合いで仲もよい。
彼はいつも怪我をしていたから、傷口を手当てすることが上手だ。
「光、ちょ
っと痛いけど、がまんし
ない。僕はお前と一緒だから。」光は我慢ずよくで「はい」と
言った。
彼は真剣に、アルコールで光の傷口をきれいに洗っ
た。その間、光はずっと黙っていた。しかし、彼女
は彼のやさしい目を見た。彼が心配
しているもわかった。だから、彼女はほんとうに喜んだ。
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第三組
「ありがとう。」「なに言ってんだよ。」「ううん、別に。」「はい、やっと終わった。」「全然痛く
なかった!正彦、すごいね。」「へっへー、ぼくだからさ。お前、今度から気をつける
よ。さっき、びっ
くりしたんだからな。」「はいはい、ごめんね」「まったく。まあ、
無事でなによりだ。」
その後、誰も話さなかった。そのままずっと黙っていた。
<
/p>
窓の外から太陽の光は彼らを暖かく照らしている。その光の中で八夜光は「ね、ありがと
う」とはっき
り言った。正彦は静かに彼女を見て、二、三秒後、静かに彼女に笑いかけ
て「どういたしまして」と答え
た。
「じゃ、そろそろ時間だ。ぼくは帰るよ。」
「うん、そうね。じゃね。」
(四)
天気は涼しくなり、八夜光の右手の傷口も完治した。
正彦の誕生日の後、四人で一緒にどこかへ遊びに行く時間がだんだん少なくなった。高校の入
学試験の
ためであった。高校の入学試験は来年の一月の中旬である。
< br>
四人の目標はみんな同じ明成高校である。明成高校は北海道では一番有名な高
校である。
四人は一級の戦備に入り、理想と情勢の二重の圧
力があった。夢の実現や未来の生活などいろいろな理
由で彼らをがんばらせた。これは
人生の一番目の駅である。
八夜光はほかの三人と違って、彼
女は子供の時から美術を弁行勉強していて、美術生であった。六月に
彼女はもうスムー
ズに明成高校の美術試験に合格したが、文化試験に合格すれば、明成高校に入ることが
できる。
家で、家族皆は彼女を中心として回った。お母さん
は毎日栄養のバレンスがとれたご飯を作ったし、お
父さんは八夜光の送りと迎えのしご
とを引き受けたし、おばあさんのおしゃべりが少なくなった。八夜光
の六歳の弟も「お
姉さん、幸せですね」と言った。
いつの間にか、
元旦になった。
高校入学試験も近ついてきた。
三
日の休暇には一日だけ家がにぎやかで、
それからまた静かになった。
< br>
高校の入学試験はやっと終わって、想像するように苦して、成績を待っている
間は本当に苦しかった。
一月二十日に、四人は約束して一緒
に明成高校へ合格発表を見に行った。緊張をしているので、見る勇
気がなかった。誰か
が「ああ、正彦、恭一、慎二、八夜光の名前は全部ありますよ!」と呼び出した。
<
/p>
北海道の雪はやっと降り出し、ずっと彼らのよい情報を待っているようだった。白い雪が
大地を覆い、
彼らの真新しい未来を指しているようだ。
(五)
「やったあ、よかった。さ、
帰ろうか。
」
「うん。私は早く両親に伝えたい。
」
「じゃ、帰ろう。
」
<
/p>
それから、彼らは雪の上を歩いて、話しながら家の方に進んで行った。
< br>
翌日の夜、正彦は光の家へ行って、光を誘った。
<
/p>
「恭一と慎二は花火をしたいと言っていたが、光ちゃんはどう思う?」
< br>「花火?いいね。私も花火をみ
たい。
」
「じゃ、明日の夜一緒に行こうか。
」
「分かったわ。
そうだ、何か食べ物を持って行くよ。正彦は何
が食べたい?」
「食べ物か?おすしを食べたいですけど、そうだ、花火だから、おつまみで十分だ。
」
「え
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第三組
っ、おつまみ?お菓子なんか
ですか。
」
「あっ、梅干をわすれないでね。
< br>」
いよいよ花火だ。光は最後に着いた。彼女が着いた
時、ほかの三人はもうそこに着いた。花火も並べら
れていた。
「光、やっと来た。
」
「それじゃ、始
めましょう。
」
それから、男の子は
花火に火をつけて美しい花火が空へ飛んでいった。
「わー、
きれい。
」
「好き?」
「うん、大好き
だわ。
」
?あっ、おつまみ。?光は
おつまみを取り出して、
「はい、好きなものどんどん食べてね。
」
「じゃ、遠慮
なく、いただきます。うん、これ、美味しい
。
」
「ほんとう?アー、本当だ。
」彼
らは食べながらしゃべっ
た。
恭一は
「あのさ、学校が始まる前に何かしたいことがありますか」と聞いた。
「そうだな。後
二十日あ
る。
」
「そうですね!」
p>
「じゃ、アルバイトはどう?」
「えっ、アルバイト?」
「いいアイディアじゃない。
」
「そりゃそうだけ
ど、どんなバイトがいいかな。
」みんなは考え込んだ。
「さあ、帰ろうか。
」
荷物を片づけて、帰る準備をしていた。
「バイトのこと、よく考えてみよう。
」
?分かった。?「うん、考えるよ。
」
三日後、光は電話をして、正彦と恭一兄弟を誘った。
「何だよ、急に。
」また眠そうな慎二が言った。
「あのね、あたしね、バイトについてアイディアがあるよ。
」
「えっ?」慎二はぱっと目が覚めた。
「そうなのか?じゃ、アイディアはなに?」
「北海道は旅の名スポットでしょ?私たちは北海道の子、ここのことにとても詳しいでしょ?」
「うん??
「今
は雪の季節なので、外国人の観光客がいっぱい。これはチャンスだよ。
」
「あ、分かった。光の考えはガイドをすることだろ。英語が上手だったら
、できる。
」
「でも、僕の英語はだ
めだ。あいさつの言葉しか話せない。
」
『英語』と聞いて、恭
一はこう反応した。
「恭一は身長が高いし、体が丈夫だし、
体力もあるので、女性の客の荷物を持ってあげたら。
」
p>
「えっ、そんな。なぜぼくはそんなことをしなきゃならないんだ?」
「あにきの英語が悪いのは自分のせいだろ。
」
「そりゃそうだけどー」誠実な恭一、かわいそうだ。
「じゃ、おれたち三人はガイドをして、恭一は荷物持ちに決定だ!!!」
「おー!」光たちは笑っていますが、恭一は恨みの目をこめてその三人を睨んで
いる。
恭一君は本当にかわいそうだ。
(六)
北海道の冬、化粧した少女の
ように美しくて活力に満ちている。はるばるやってくる観光客は彼らの案
内のもとに、
驚喜が一つ一つ出てきた。
- 4
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第三組
「皆様、大変お疲れ様で
した。私たちは北海道のガイトです。あたし、八夜光と申します。この三人は
恭一、慎
二、正彦です」と光が英語でぺらぺら紹介した。
「どうぞ
よろしくお願いします」
「ああ、が
っこいい、正彦君」と、あるきれいな顔をしている女の子は大きい声で呼んだ。彼女は美奈
子、英語の名前は
Amni
である。彼女のお父さんはイギ
リス人、お母さんは日本人である。だがら、英語
も日本語も話せる。
< br>
彼女は目がくるくるして、正彦を見つめている。
<
/p>
「ほめすぎて、
ほめすぎて」
と、
正彦はニコニコして言いながら、
顔色は思わず、
ほんのりと赤くなり、
皆、げらげら笑ってくる。
「皆様、お荷物を正彦、恭一、慎二にお渡しください、直接ホテルまでお届けして、これから
、バスに
乗ってください、ゆっくり、ゆっくり、押さないでください。
物事は常に思うとおりにいくとは限らない、いろ
いろな挫折に遭う可能性がある。
「皆様、今日、私たち、北
海道の神の宮へ行き、北海道の神の宮は日本で一番大きい神の宮だ。年
々
、
大勢の人がここに来て幸福を祈り、特に、新年の前夜…」
「ほら、正彦君、素敵ですね」と美奈子が呼んで光の話を断ち切った。光は
彼女をちらっと見て、彼女
は正彦と一緒に座って、ひそひそと話して、楽しそうだ。光
はわざと、見えないふりをして大声で続けて
紹介している。
「夜まで、高い頂上から夜景を眺めると、宝石のように光がきらめき…」
恭一、慎二、聞くと、雰囲気が少しよくないような気がして、正彦を見る
と、すぐ、わかった。これか
ら、恭一、慎二は光の代わりに紹介して、しかし、正彦は
まだ、意識しなかった、美奈子と続けて冗談し
ている。
空が暗くなった。みんな、朝早いから日が暮れるまでとても
疲れて、あまり話しをしない、早く寝てし
まった。
翌日に、雪が止まって東方は暖かいピンクが現れて、皆が太平洋辺りの牧場へ行くことになって
いる。
「皆様、それは北海道の屋根—日高の山脈の下の牧場
。実は馬場である。ここにたくさん美しい馬がい
る。馬の体が高くて細長くて美しくて
、世界で有名な馬場である。そのそばに森がある。その中で小さい
別荘があって、夏休
みを過ごす良いところだ。みんな、機会があれば、きっとここに来てね」
「もちろん、今年の夏休みにきっと来るよ。そのとき、正彦君と一緒に馬に乗るよ。本当に楽しみ ね」
と美奈子、楽しく言った。
「正
彦君、ここに来て、早く見て、あの馬は頭がとても大きくて、毛がそんなに長くて振り乱して下り
てきている。牛の目は薄い青色、子供のような目つきのように単純で、本当に可愛い。
」
「そうそう、本当だな。
」
一日中、正彦は美奈子と一緒に遊び、光と何も言わなかった。もちろん、光は気持ちが悪くなっ
た。
夕食を食べた時に、
光は少しし
か食べなかった、
何も言わなかった。
寝室に行った。
その時、
正彦は
「光
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第三組
がどうした?」と恭一、慎二に聞いて、二人が何も言わないで、食べてばかりいた。すると、正彦は光
の
寝室に来て、部屋が暗くて何もはっきり見えない。電気をつけて見ると、物はごたご
た並べてある。光、
一人でベットにわころんでいる。
「光、どうした?大丈夫?」
光は正
彦を見ると、涙がぼろぼろとこばれて、二人、何も言わないで、きつく抱えている。
美しいことはいつも、終わりに間近い時に現れる。
その後、みんなの胸の中がすっきりして、気持ちがいい。光も元気溌剌荷なって、四人とも頑張
りぬい
た。
いつの間にか、二十日経った。
(七)
雪がやっと消えて、春が訪れ
ると、いろいろな木がいっぺんに芽を吹き出す。光の心の中も小さいな丸
い芽を出す。
しかし、光は美術生のせいか、ほかの三人とクラスが違う。
このように、彼らの会うことが減った。光
は一人だけ窓のそばに座って、ぼんやりする
。北海道のその晩から、彼女は正彦に特別な感覚が強くなっ
ている。追憶の甘ったるい
か、あるいは、あったことが減るのを心配するかで新学期以来、彼女は毎日毎
日落ちぶ
れるそうであった。
「おい、八夜光、どうしたの、元気です
か」慎二は手を光の目の前に振っている。
「あ-
慎二、元気です。あの、恭一と正彦は来なかったの」
「私たちはここです。この間は忙しいですが、あなたをゆるがせにするのはごめんね」正彦は
八夜光の
そばに座って優しい音で言った。
「いえ、大丈夫」光は正彦を見て顔が赤くなる。
「ああ-
あなたたちは…」恭一は彼らにずるい笑顔をしている。
「何もないよ」光の顔がもっと赤くなる。
「は-は-」
「じゃ、食事の時間で
す、一緒に食べましょうか」慎二が提案する。
「はい」
彼らは自転車で料理屋へ行
き、好きな料理を注文する。この時、高藤はここに来る。高藤は病院の一人
息子で、学
校の中の金持ちである。彼は八夜光のクラスメートである。
「おい-
八夜光、ちょうどいい、あなたもここで食事をしますか」
「はい、そうです、一人だけ?」
「はい、一緒に食べていいか」
「はい、どうぞ」
サービス係は料理を出してくれた。
「ああ、
おいしそうですね、
光、
たべ
放题」
「あー、
これ、
味を覚えてくだ
さい」
「あー
忘れちゃった、
光は魚が食べたいですね、サービス、魚です」高藤は食事を始めてからずっと光と話して、ほ
かの三人の
- 6 -
第三組
不機嫌な顔色が全然気つかない。
「
ちょっと待って、前に負傷したので、今は魚が過敏になる」正彦は直ちに言った。
「そうですか、光は今大丈夫ですか」
「はい、大丈夫です、ありがどう」光は彼らを見て気まずい思いをする。
「食事ができた、すぐ行きましょう」慎二は正彦と恭一に言った。
「オーケー」
帰り道に、高藤はずっ
と八夜光と一緒である。恭一、慎二と正彦は彼らの後ろを歩く。光は時
々
振り返
た。
「あいつはき
らいかな、どうして光にずっと絡み付いて離れないか」
「そ
うです、正彦。あいつの目的がはっきりしている、何をするつもりのか」慎二は正彦に言った。
正彦は前の二人を見て、沈黙に陥る。突然に、正彦は前へ走って、光の手を
つないで、一緒に逃げた。
恭一と慎二は楽しいと思って「よかった」と言って、行った
。道で高藤一人が残った。
正彦は八夜光を連れてよく行った
。川のそばへ行った。二人は息を弾ませて、草坪でねそべる。
「光-」
「え-」
「今日、僕はちょっと怒っ
た。ぼくは高藤があなたと一緒にのことが嫌いです。あなたの映画の中に私
だけが主役
であることを望みます。あなたを配慮し、関心を持ち、可愛がることが僕一人だけであること
< br>を望みます。いいでしょうか」
光は正彦の話しを聞くと、涙を流すほど感動した「はい」
<
/p>
この時、恭一と慎二は樹木の後から跳ねだして「おめでとう」と言った。
光と正彦は彼らに幸せな笑顔を出す。
(八)
「ありがとう、正彦君。君の
ことが大好きだ。」光は正彦の顔を見ながら心の中でそう言っている。
あっ、そうだね。もうすぐ二月十四日だ。今度、光はやっと一人でこの日を過ごさなくてもいい。今
、光
は幸せな顔をして、正彦君にどんなプレゼントをあげるかと考えている。春の太陽
が暖かくて、窓から光
をあからす。彼女はまじめな顔をしているんだ。何時間して、彼
女は急に喜んで「あっ、やった!」と言
う。
今日は二月十四日だ。
全世界で恋人たちは幸せな空気に沈んでいる。
光と正彦もそういう気持ちを持って
いる。今、彼らは手をつないで、静
かに遊園地の大路で散歩している。彼らはちょっと疲れているようだ
けど、とても楽し
がっている。
「今日、本当に楽しいね。」
「よかった。僕もそう思う。」
「ロ
ーラー?コースターはいつも人気だね。でも、それを怖がる人もたくさんいるよ。」
「へえ、そうか?面白そうね。でも、理解できるよ。刺激なので。」
< br>
「うん。そうね。」
そこま
で二人は誰も言わなかった。そのままずっと静かにゆっくり歩いていた。
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